第62回(2023年) 京都ユネスコ協会「自然観察展」
秋恒例行事の「自然観察展」。今年度は例年より遅い11月18日、19日の開催となりました。会場は引き続き元山王小学校体育館です。
時期が遅くなったことが関係したのかは不明ですが、参加校及び作品数は前年より少し減りました。それでも、初めての参加校もあったことは嬉しいです。
応募作品数は、小学生の作品が29校より129点、中学生の作品は10校より57点で、合わせて186点です。
部門別では、生物65点、物理24点、化学55点、地学13点、SDGs29点です。小学生作品は化学、生物部門の順で多く、次にSDGs部門が続きました。中学生作品は、生物部門が4割以上となる状況でした。
今年度、会場設営と片付けにはシルバー人材センターの方に加えて、ボランティアの大学生の力を借りました。大学生には、京都府私立小学校連合会の理科部の先生方に交じって作品受付や返却の手伝いもして頂きました。実動できる会員が少なくなっている中、このように会員以外の方の協力があったお陰で、作業は予想以上に順調に進みました。
各自がテーマを見つけた作品は、夏休み中に時間をかけて作り上げたことでしょう。
どの作品も努力の成果なのですが、展示会前日に、京都市青少年科学センター専門主事の4名の先生などに作品の審査をして頂きました。その中で、小学生の作品28点と中学生の作品14点が優秀作品として選ばれました。
11月18日、19日には全作品を展示しました。2日間で出品者や家族親族、学校関係者や一般の方等、320名程の参観者がありました。
表彰式は行わず、表彰状と入賞記念品は協会常任理事が入賞者のある学校を訪問したり、郵送したりしてお届けしました。
この行事が、少しでも、子どもたちに自らテーマを見つけて追求することの面白さを感じ取る機会となればと思っています。
展示会には寺子屋募金箱を置き、2日間で3,354円の募金を頂ました。後日、日本ユネスコ協会連盟に寄贈しました。