第63回 京都ユネスコ協会「自然観察展」
秋恒例行事の「自然観察展」は、今年度は11月2日、3日の開催となりました。会場は引き続き元山王小学校体育館です。
本年度は一校の作品数を7点から5点に減らしましたので、作品数は50点程減りました。また、先生方の働き方改革の影響か参加校は少し減りました。
応募作品数は、小学生の作品が24校より96点、中学生の作品は9校より41点、小中一貫校1校の参加で、合わせて137点です。部門別では、生物51点、物理21点、化学29点、地学21点、SDGs15点です。今年度も生物部門の作品が多く、化学部門やSDGs部門の作品は減少が目立ち、地学部門は逆に増加しました。各作品は各自でテーマを見つけたもので、表題の付け方も興味深いものが有りました。
今年度も、会場設営と片付けにはシルバー人材センターの方に加えて、ボランティアの大学生の力を借りました。大学生には、協会会員に交じって、作品受付や返却の手伝いもして頂きました。実動できる会員が少なくなっている中、このように会員以外の方の協力があったお陰で、作業は順調に進みました。
多くの作品は夏休み中に時間をかけて作り上げたことでしょう。展示会前日に、京都市青少年科学センター専門主事の3名の先生に作品の審査をして頂きました。その中で、小学生の作品14点と中学生の作品7点が優秀作品として選ばれました。また、私立小学校の作品には各校1点の「京都府私立小学校連合会賞」が選ばれました。そして、本年度は京都ユネスコ協会から入賞者の無い学校の作品の中から各校1点に「ユネスコ探究賞」として賞状を渡しました。
11月2日(土)、3日(日)には全作品を展示しました。2日間で出品者や家族親族、学校関係者や一般の方等、300名余の参観者があり、熱心に楽し気に見ておられる姿が見られました。表彰式は行わずに、表彰状は入賞者の有る学校に取りに来ていただきました。11月28日までに全校にお渡ししました。
この行事が、少しでも子どもたちに自らテーマを見つけて追及することの面白さを感じ取る機会となればと思っています。
展示会場には寺子屋募金箱を置き、2日間で3,630円の募金を頂ました。後日、日本ユネスコ協会連盟に寄贈しました。