KYOTO UNESCO ASSOCIATION

こども食堂とおとな食堂 ―自立できるボランティア活動を目指して―

2024年の5月から京都ユネスコ協会が寺町夷川のCIGOTONOBAでこども食堂を始めました。開催日は月一回、第三土曜日で、時間は16:00-18:00の2時間で、2024年は8回開きました。こども食堂の活動は学生の方々を含め常時10名程度のボランティアの方々に支え頂いて頂きながら、経済的には日本ユネスコ協会連盟から年間を通じた助成金を頂いています。それ以外でも京都市中京区福祉協議会から頂いた助成金はホームページの製作費用に充てました。食材は京都フードセンター(京都府福祉協議会)、フードバンク京都、セカンドハーベストや、足立病院から提供を受け、農林省からは備蓄米の提供を受けています。

こども食堂は1階の給食部門と2階の居場所部門で構成されていて、1階の給食部門ではこども達に無料でカレーを提供し、保護者の方かたからは300円を頂いています。2階の居場所部門ではアトリエトリノスから梁川先生をお呼びして野辺の草花を教材にしながら子供たちがアートとして自由な表現を体験し学ぶことをめざす教室です。

11月の子ども食堂は植物園で「BIG DRAW」を開催し、その作品をイギリスのラスキン賞に応募しました。これらのレベルの高い居場所作りが私ども子ども食堂の第一の特徴です。

第二の特徴は私共のこども食堂が自立できるボランティア活動を目指していることです。

現在の運営は助成金を頼りにしていますがいつまでも助成金が続くわけではありません。かと言ってボランティア(活動者)の出費におもねることはできません。この問題の解決として私どもはこども食堂の後におとな食堂(居酒屋・ヘーベ)を開くことで、そこでの収益をこども食堂に充てることで、3年先の自立に向けた取り組みをしています。居酒屋・ヘーベは相前会長のお別れ会やミャンマー支援活動の報告会、ラスキン展の紹介やコーラス、年末望年会の会場として、更には“京都ユネスコ協会の会員ロビー”として等、多目的に活用されています。