KYOTO UNESCO ASSOCIATION

6月ユースセミナーの報告

ユースセミナーの報告

2025年6月15日に、同志社大学新町キャンバスの新創館で本年度第1回ユースセミナーがおこなわれました。大学生やユネスコスクールのユースだけで50人、協会の総会参加者20人、合計70人の参加者で、盛況に行う事ができました。

第1部 ユース報告会 13:20~14:30

 コーディネーター片山あやさん(青年会員)が進行してくれました。

  • アジアユネスコ協会クラブ連盟(AFUCA)のカザフスタンで行われたユースフォーラムに参加した松山和葵さん(同志社国際高校)から現地体験の報告がありました。

  アフリカなどの開発途上国から参加者が多く、提起された問題の捉え方に大きな違いが有ったこと、そのなかで共通のアクションを考える難しさなど、他国とのユースとのディスカッションからリアルに学んだそうです。

  • 活動報告「自分が生まれ育った地域からできる事」

  岡田明子さん(同志社大学4年生)はネパール数カ月過ごされたときに大切な出会いや気づきがあったこと、他国を支援するためにも、日本のなかで、自分の足元からライフスタイルや価値観を変えていくのが大事だと気づいて活動していることなどが話されました。

  • 「パレスチナ展」報告と展示

ユネスコスクールである京田辺シュタイナー学校の高等部有志が会場のパネルに写真や自分たちのレポートを展示して、その代表がスピーチしました。イスラエルとパレスチナ関係について改めて問題提起がありました。

第2部 講演会 14:30~16:50 

「平和で持続可能な社会を実現するために、私ができること/ 国連職員、そして・・・」

を演題に上村雄彦氏(横浜市立大学教授)に講演していただきました。

現在の資本主義と民主主義の世界でどうすれば平和で持続可能な社会を実現出来るかという事を話してくださり、後の質疑応答も活発で予定時間をオーバーするほどでした。

次回ユースセミナー(921日)へのお誘い

本年度は連続開催することに総会で決定しましたユースセミナー、次回は世界平和デーの9月21日午後に、京都駅近くのキャンバスプラザ・ホールで行います。

「平和、人権、持続可能な開発のためのユネスコ教育勧告(2023年)」を学び合うテーマで、国際理解教育学会ユネスコ教育勧告推進委員会と共催でリレートークやワークショップを予定しています。ユースだけでなく、一般に開かれていますので、会員の皆様には奮ってご参加ください。

プログラム詳細は、まもなく協会ホームページにアップいたします。

吉田敦彦