今、世界寺子屋運動に参加して思う

京都ユネスコ協会がSDGs協働学習の中、初めて取り組んだ「書きそんじハガキ・キャンペーン2024」!

アジアの非識字と向き合い、書きそんじハガキ・キャンペーンに参画した京都文教小と同志社小の子どもたち!        

年賀状を出す人が減っている現状の中、京都ユネスコ協会には、2700枚近くのハガキが寄せられました。  その殆どは両小学校から寄せられたハガキでした。                            これは、教育現場(小学校)で、子どもたちが課題意識を持ってキャンペーンを展開し、全校に広がるうねりの中、一人一人の子どもの保護者の方々の共感・支援があっての結果でした。                 即ち、子どもが自らの言葉で思いを語り行動する時、周りは大人を含め、共感し支持するのです。       そのことを実感した子どもたちであったことでしょう。

世界(アジア)の非識字という課題と向き合い、ユネスコ世界寺子屋運動の推し進める「書きそんじハガキ・キャンペーン」に参画した子どもたち!                                   同志社小でのキャンペーン取り組みのきっかけは、卒業生〔現、同志社中1〕が世界寺子屋運動のリーフレットコンテストに応募した事でした。リーフレットが完成し応募した12月、卒業生は、小学校を訪れ、5年生にその制作意図を伝えてくれたのでした。

そのリーフレットには、「ハガキ17枚で1人の子どもが学校に!」と書かれていました。          

いよいよキャンペーンを展開する中、「ハガキ17枚で1人の子どもが学校に!」を自分でもできる自分事として  「今、集まっているハガキの枚数で○○人が学校に行ける!」                       「後、○○枚集まると○○人が学校に行ける!」と、                          日々、目標を更新し、みんなに呼びかける5年生の子どもたちの姿がありました。

これはユネスコの志向する「社会参画する市民形成」の教育につながる小学校ならではの小学生らしい取り組みであると実感しました。                                          日本の青少年は「社会参画する市民意識」が世界の中で突出して低いと言われ、社会を変えていけるとあまり思っていないとも言われています。今日的に教育者は教育カリキュラムの再検討を行うことが求められている現状が有り、そのような中、小学校段階でのSDGs協働学習で「子どもたちが課題を自分事と捉え、行動を起こすこと」を支援していけることを喜びとしたいと思います。